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学会2024.10.26

日本毒性学会付加体科学部会第2回シンポジウム

2024年10月25~26日に理化学研究所鈴木梅太郎記念ホールで開催された日本毒性学会付加体科学部会第2回シンポジウムで武田講師が指名シンポジストとして「付加体毒性評価における分子シミュレーション」という発表を行いました。


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付加体とは化学物質が生体内高分子(タンパク質・核酸・脂質など)に対し共有結合で強固に結合した状態を指し、付加体の結合はそれらの機能に影響を及ぼします(悪影響であれば付加体毒性と呼ぶ)。本付加体科学部会は日本毒性学会の中でも付加体を専門とする研究者達により結成されました。


共有結合能を持つ物質は非特異的な結合を生じやすいと言われていますが、実際にはある程度標的分子の特異性を持つため何らかの構造上の特徴により標的を認識していると考えられます。そこで今回はタンパク質を例にとり、一般的には非共有結合性の化学物質-タンパク質結合を評価する事が多い分子シミュレーションでの付加体毒性評価に関する講演を行いました。

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