今年の写真撮って無かったです、ごめんなさい

2021年度の獣医学科卒業研究発表会が10月20日～22日に開催されました。

この3日間で獣医学科の総勢130名もの卒業生が2年間の研究成果を発表しました。3日間朝から晩までの発表会は正直聴講する教員にとってもタフですが、臨床から基礎研究・感染症学と非常に幅広い研究分野の最新の知見を一度に知る事ができ、教員にとってもとても勉強になるものでした。

卒業研究は学生にとって自分自身で立てた仮説に基づき適切な実験系を設計し、得られた実験結果を解釈して新しい研究計画を立案していく…という社会に出るにあたり不可欠な能動的仮説検証能力を養う貴重な機会です。

獣医学部は国家試験があるため、どうしても講義内容は大学受験の時と変わらない一問一答形式になりがちです。しかしながら、卒業後は獣医師であれ会社員であれ誰かが与えてくれた仕事だけを黙々と行い、誰かが決めてくれた正解を答えて終わり、という事はなく自分自身で問題を見つけ解決していく必要があります。社会人になるにあたり、卒業研究で養った思考力は目に見えない所で必ず役に立ちます。

当研究室からは6年生6人が発表を行いました。6人それぞれ大きく異なる研究テーマで、それぞれの苦労があったと思います。また、CBT、ポリクリ、就職活動と研究の両立という慌ただしい生活にも拘わらず最終的に堂々とした発表をしてくれて本当に良かったと思います。

6年生の皆さん、2年間おつかれさまでした。