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お知らせ2022.01.04

鎌田亮准教授が日本毒性学会認定トキシコロジストとなりました

2022年、あけましておめでとうございます!


新年4日目、仕事始め初日のさっそくですがgood newsが飛び込んできました。

当研究室准教授の鎌田亮先生が日本毒性学会の認定トキシコロジストに合格致しました!


認定トキシコロジストとは日本毒性学会ホームページによると、

トキシコロジーは化学物質の有害作用を研究する学問であり、トキシコロジストは毒性の検出、機序の解明と化学物質の管理までを含む広い範囲に及ぶ専門的な知識と技術を要求される。認定トキシコロジストとは学会などによりトキシコロジー全般に亘ってその基準を満たした専門家として認定されたトキシコロジストである 

と定義されており、毒性学全般に関する実践的・専門的な知識を有するプロフェッショナルとして認められた者のみに贈られる称号です。

photo by KamranAydinov

本資格試験では、総数200問の試験において140点以上の得点を獲得する必要があるうえ、そもそも受験資格を得るためには毒性学分野での実務経験、一定数以上の学会・論文発表など学術業績も求められる狭き門です。更に、試験自体も難しいらしく(筆者は未受験なので分からない)上記の様な毒性学分野の専門家しか受験していないにも拘らず、合格率はわずか39.7 ± 8.0%(平均±標準偏差)という超難関資格です。


こんな認定トキシコロジストとなるメリットは日本毒性学会ホームページによると

トキシコロジスト個人にとっては、登録申請のための試験責任者の資格条件として、認定トキシコロジストの資格を持つことが就職や昇進に有利となる可能性がある。雇用者にとってもこの制度は採用の客観的評価基準を持つと言うメリットがある。社会においても、基準に合致した有資格者が国際的合意に基づく試験法でGLP基準に基づいて行った試験を、基準に合致した審査官が安全性を評価して新薬等を世に出すことにより、安全性に対する国民の理解がより得られやすくなると思われる

との事でした。やったね!


今年の毒性学の講義・実習は日本毒性学会認定トキシコロジスト鎌田亮先生による日本トップクラスの知識を授けてくれるはずですので、来年の獣医学科3年生は楽しみにしていてください。


という事で、2022年も当研究室をよろしくお願いいたします。


日本毒性学会ウェブサイト

http://www.jsot.jp/index.html

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