研究業績

Journal of Veterinary Medical Science 84, 6 (2022)
Development of a sandwich enzyme-linked immunosorbent assay (ELISA) to quantify γ-glutamyl-carboxylated clotting factor IX and assess redox susceptibility of anticoagulant chemicals

著者

Ryo SATO & Kanami WATANABE, Ryo KAMATA, and Kazuki TAKEDA*

カテゴリ

学術論文

Abstract

【γ-グルタミルカルボキシル化凝固因子IXを定量し、抗凝固性化学物質に対するVKOR感受性を評価するサンドイッチ酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)の開発】 ワルファリンなどの抗凝固性化学物質(ACCs)は、医療用途のみならず、殺鼠剤としても広く使用されている。これらの効果は、ビタミンKエポキシド還元酵素(VKOR)をコードする遺伝子の多型によって大きく影響を受ける。したがって、VKOR変異体に対するACCsの作用を評価することは、これらの化学物質を適切に使用する上で重要である。 現在、この評価は、ラット(Rattus norvegicus)由来VKORとヒト凝固因子IXを培養細胞内で共発現させ、凝固因子IXのビタミンK依存性γ-グルタミルカルボキシル化体(glaFIX)の産生に対する阻害を測定することにより行われている。しかし、glaFIXはこれまで、血液凝固試験などの間接的な方法によってのみ定量されてきた。 本研究では、glaFIX特異的抗体を用いたサンドイッチ酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)を開発し、glaFIXを直接定量可能とした。さらに、本法を用いて、ワルファリンによるVKOR活性阻害を解析した。