研究内容

”世界屈指の固有種の宝庫” 小笠原諸島固有種の殺鼠剤感受性評価

小笠原諸島はユニークな生態系を有す事から2011年にはユネスコ世界自然遺産に登録されています。しかしながら、人の移動に伴い侵入したネズミなどの外来種による生態系の攪乱が問題となっています。


ネズミ駆除のために殺鼠剤(ダイファシノン)が散布されてきましたが、これらが生態系に与える影響は不透明です。幸運にも現在までに野生動物の中毒死は確認されていませんが、更なる安全な駆除のためにはこれら殺鼠剤に対する小笠原諸島の固有種の感受性を調査する必要があります。


そこで、当研究室は北海道大学獣医学研究院毒性学教室や国立環境研究所と連携して小笠原諸島の固有種の感受性評価と、培養細胞を用いた希少種での化学物質感受性の新規評価法の構築に取り組んでいます。


画像出典

小笠原村観光局

https://www.visitogasawara.com/photolibrary/

環境省

https://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/index.html