研究内容

AIを用いた野生動物の"非侵襲的"毒性試験法の確立

環境汚染物質は野生動物に種々の被害「ケミカルハザード」を与えています。


化学物質の毒性は実験動物を用いた毒性試験で評価されていますが、これらと野生動物には大きな動物種差があり、実験動物で得たデータのみから評価する事はできません。また、当然ながら希少な野生動物に化学物質を投与する事は禁忌であり、非侵襲的な評価方法が求められています。


そこで、当研究室は東京工業大学情報理工学院と協力して、分子ドッキングシミュレーションや分子動力学シミュレーションといったコンピューターシミュレーションと機械学習・ディープラーニングといったAI技術から化学物質感受性の動物種差を予測する新規毒性評価手法の構築に挑戦しています。