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学会2025.07.18

第4回 環境化学物質合同大会で3件研究成果発表をしました!

2025年7月15日~18日、山形市で開催された第4回 環境化学物質合同大会(第33回環境化学討論会/第29回日本環境毒性学会研究発表会)に、当研究室から教員・学生3名が参加しました。
今年の大会テーマは:
環境化学・毒性学におけるOne Healthアプローチ:人、動物、環境、社会が築く健康課題への解決策

まさに、私たちの研究室が目指している環境毒性学と次世代技術の融合にピッタリなテーマです!


発表演題

今回の学会では、当研究室から3題の発表を行いました。


TH-B1-6

タンパク質AlphaFold予測構造プロテオームへの網羅的分子ドッキングによるin silico標的タンパク質予測手法の構築 ~プベルル酸を例に~
発表者:羽山 哲平(D1)
形式:口頭+ポスター発表

「AlphaFold構造プロテオーム×Binding Proteomics」を駆使し、プベルル酸の結合候補を網羅的に探索。毒性標的予測の新しいアプローチを提案しました。


WE-C2-1

直鎖パーフルオロアルキル化合物の日常摂取濃度相当9種混合曝露によるマウス精巣への毒性影響の評価
発表者:吉村 和加菜(学部6年)
形式:口頭発表

ヒトが摂取し得ると報告があったPFAS曝露を模した9種混合暴露実験を行い、雄マウス精巣への影響を評価。
「低濃度PFASでの生殖毒性リスク」というホットなテーマに迫りました。


SP-091

新規作用機序を示すリトコール酸誘導体Dcha-20の殺鼠効果及び作用機序解明
発表者:深松 美咲(学部6年)
形式:ポスター発表

ビタミンD受容体アゴニストとして設計されたDcha-20の殺鼠作用と毒性発現メカニズムを解析。
「環境に優しい殺鼠剤」の実現に向けた基礎研究を報告しました。


学会を振り返って

今年の合同大会は、

  • 環境化学・毒性学の統合

  • One Health視点での課題解決

  • 次世代技術によるリスク評価
    など、まさに研究室の強みを活かせる場でした。
    武田講師は発表はなかったものの座長&実行委員として、連日パタパタ大忙しでしたが、ラボ全体で濃密な4日間を過ごしました。


Breaking News!!

なんと今回…
発表した学生3名全員が受賞しました!!!驚異の打率100%
詳細は別記事でご紹介しますのでお楽しみに🎉

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